マインドフルに食べるとは?
ダイエットのゴールが見えない時に試してもらいたい『マインドフルに食べること=Mindful Eating』。そもそも「マインドフル(マインドフルネス)」とは『今、この瞬間を大切にする生き方』のこと。つまりマインドフルに食べる事とは、食べている瞬間を大切にし、食べ物に意識を向ける事。食べる時に「いただきます」と「ごちそうさまでした」という感謝することも、農家や生産者、食事を作ってくれた人を想って食と向き合うMindful Eatingのひとつ。
マインドフルネスがダイエットの鍵に?
マインドフルに食べることは健康を維持するだけではなく、ダイエットを成功に導くのです。マインドフルネスに集中すると心が落ち着き、ストレスが軽減され、食べた物の消化作用の促進に繋がります。「水を飲むだけでも太る感じがする」「たくさん食べていないのに痩せない」という感情自体がストレスとなり、ストレスホルモンのコルチゾールが過剰に分泌されると代謝、血糖値コントロール、脂肪細胞にも影響を与えて健康体を維持するのが難しくなります。マインドフルに食べることでコルチゾールが減少し、お腹の脂肪が減る、過食症の改善がみられるという研究結果も。
マインドフルに食べてみよう
こちらの「マインドフルに食べる」5つのポイントを是非試してみてください。
① 1人で食べない
なるべく孤食はせず、一緒にいて楽しいと思う人達と食事をする時間を増やそう。
② 食環境を整える
毎日同じ時間の食事を心がけ、テレビや携帯は見ずに食べることに集中する。
③ 食材を楽しむ
加工されていない食材を中心に野菜、果物、動物性食品など、食材の味を楽しみ、食材がどこから来ているのかなどを考えながら食べる。
④ 感情に流されない
ストレス、怒り、悲しさなどの感情に流されて食べない。食べ物に走りそうな時には水(特にレモン水)を飲んでみたり、散歩に出かけるなど環境を変えてみよう。
⑤ 体の声を聞く
空腹でお腹が鳴ったり、低エネルギーなどで体が食べ物を欲するサインを出したら食事をする。お腹がいっぱいになるまで食べない。食べるのが止まらない時は、食事を一旦止めて深呼吸をしてみて体の声を聞きましょう。
まずは1日の中で落ち着いて食事ができる時間に「マインドフルに食べること」に集中してみよう。日々のストレス軽減にも繋がること間違いなし!
<参考文献>
Volume 2011 Article ID 651936: Mindfulness Intervention for Stress Eating to Reduce Cortisol and Abdominal Fat among Overweight and Obese Women: An Exploratory Randomized Controlled Study. Jennifer Daubenmier. et al.