医食同源カラフル野菜
色とりどりの野菜や果物を食べる理由は、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質が含まれ、臓器に栄養素が行き渡り健康維持に繋がるから。各色に意味があるので以下を参考に今日から色とりどりの野菜や果物を食べよう！
赤
赤色の食材：ビーツ、赤ピーマン、トマト、ラディッシュ、ルバーブ、赤玉ねぎ (＝紫玉ねぎ)、赤唐辛子、いちご、ラズベリー、さくらんぼ
こんな人にオススメ：風邪や感染症にかかりやすい、高血圧、心疾患、血色が悪い、携帯電話やコンピューターを長時間使う
栄養素：色が濃くなるほど植物由来の栄養素ファイトケミカル、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質含有量が高くなります。抗酸化作用、抗がん作用、美肌効果などの効能がある抗酸化物質のリコピンやアントシアニンを含む。
オレンジ・黄色
オレンジ・黄色の食材：人参、みかん、オレンジ、かぼちゃ、金柑、ズッキーニ、アンズ
こんな人にオススメ：慢性炎症 (1ヶ月以上治らない症状や糖尿病、がん、脂質異常、心疾患など)、ストレスレベルが高い、皮膚が弱い、肌荒れがひどい、生理不順などの婦人科系トラブル、骨や歯が弱い。
栄養素：カロテノイド色素の一つ「β-クリプトキサンチン」が含まれます。体の機能を正常に働かせるために必要な細胞間コミュニケーションを強化する。女性には嬉しい研究報告も。オレンジや黄色の野菜や果物（1日400mcgのβ-クリプトキサンチン)を12年半の間毎日摂取した女性の卵巣の老化を1.3年遅らせることができたそう。オレンジ色の食材に含まれるバイオフラボノイド (ビタミンP)はビタミンCと一緒に摂ると体内の余分な活性酸素を排出させる。
緑
緑の野菜：小松菜、ほうれん草、ケール、ブロッコリー、青梗菜、アスパラガス、春菊、水菜
こんな人にオススメ：慢性疲労、睡眠障害、不安症やパニック障害、甲状腺疾患、肝臓や腎臓系の病気、高コレステロール症や中性脂肪が高い、代謝が悪い、認知機能が落ちている、体調を崩しやすい
栄養素：濃い緑の葉っぱやブロッコリーなどのアブラナ科の野菜には血液の解毒をするクロロフィルや発癌物質をブロックする物質のスルフォラファン、イソシアネート、インドールが含まれる。緑の植物には身体の能力を強化するフィトメチレーターが含まれ、健康な細胞生産、ホルモン代謝、認知機能、DNA生産に重要。
紫と青
青の食材：紫キャベツ、紫玉ねぎ（＝赤玉ねぎ）、紫ブロッコリー・カリフラワー、紫にんじん、ブルーベリー、ぶどう、ブラックベリー、アメリカンチェリー
こんな人にオススメ：目の健康が気になる、飲酒量が多い、脂肪肝、ストレスレベルの高い、高血圧、感染症にかかりやすい、集中力や記憶力が落ちている、うつ傾向にある、睡眠障害のある
栄養素：抗炎症作用、抗菌作用、抗カビ作用、抗がん作用のある抗酸化物質のアントシアニンが含まれる。
何事も毎日の積み重ねが大切です。色々な種類の野菜や果物を組み合わせて、摂取し、量を少しずつ増やしていきましょう。細胞が喜んで、健康な細胞に変わり、日々元気に過ごすことができますよ！
＜参考文献＞
Volume 2013 Article ID 782137: Dietary Intake of Carotenoids and Their Antioxidant and Anti-Inflammatory Effects in Cardiovascular Care. Marco Matteo Ciccone, Francesca Cortese, et.
On Dent J. 2013; 7: 36–46.Published online 2013 Apr 5. Dietary Strategies to Optimize Wound Healing after Periodontal and Dental Implant Surgery: An Evidence-Based Review. Beatrice Y Lau, Bryan D Johnston, et.
Volume 2019 |Article ID 2125070: A Review of the Science of Colorful, Plant-Based Food and Practical Strategies for “Eating the Rainbow” Deanna M. Minich
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