“もったいない精神”を大事にしてきたはずの日本だが、実は世界でもトップクラスの食品ロス大国。食べられるのに捨てられる食品「食品ロス」の量は年間643万トンと推計され、これは毎日、国民が1人あたりおにぎり1個分を捨てている量に相当し、1年間で一家庭当たり6万円分に値する食品ロスが生みだしていることになるという。
そんな日本を舞台に、食品ロスの救出をテーマにサステナブルのヒントを探るのが映画「もったいないキッチン」。オーストリア人の映画監督であり食材救出人であるダーヴィド・グロス氏が、キッチンカーで日本全国を旅しながら、捨てられるはずだった食品を美味しい料理に変身させていく姿は、ポジティブで痛快。グロス氏の目に映る日本の姿を通して、常識を疑うことの重要性にハッと気付かされる瞬間もあり、実に学びの多いロードムービーだ。
フードロスのために何かできることがあるのではないか、いや、むしろ、今すぐ何かアクションを起こしたくてたまらない!そんなワクワクした気持ちにさせてくれる映画「もったいないキッチン」。2020年8月よりシネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次ロードショー。
監督・脚本:ダーヴィド・グロス
出演: ダーヴィド・グロス、塚本 ニキ、井出 留美 他
プロデューサー:関根 健次
制作:ユナイテッドピープル
配給:ユナイテッドピープル
配給協力・宣伝:クレストインターナショナル
2020年/日本/日本語・英語・ドイツ語/16:9/95分
公式サイト http://www.mottainai-kitchen.net/